Vanguard制限

チートを利用できるPCが発見されると(例:古いWindowsや、チートを可能にする特定の設定がある場合)、Vanguardは、そのPCのVALORANTへのアクセスを制限し、エラーメッセージを表示します。「VAN: RESTRICTION」というエラーメッセージは、その制限を解除するために必要な設定を教えてくれるものです。

注意:BIOS設定の変更について

BIOSの操作に慣れていない方は、専門の方にご相談ください。BIOSの設定を間違えると、PCが起動しないなどの問題が起きる可能性があります。

またBIOSは、PCやマザーボードのブランド、種類によって大きく異なるため、お使いのPCまたはマザーボードのメーカーサポートにお問い合わせいただくことを強く推奨いたします。 

このフローチャートを参考に、タスク間の依存関係をご確認ください。

タスクの実際のチェックリストは、Vanguardに提示された「VAN: RESTRICTION」の特定のエラーメッセージを参照してください。

 

1️⃣ TPMを有効にする

TPMが有効か無効かを確認する方法

  1. Windowsキー + Rを押します。
  2. tpm.mscと入力し、Enterを押します。
  3. ステータスを確認します。有効になっている、または使用する準備ができている場合は、問題ありません!無効になっている場合は、次の手順に従います。

TPMを有効にする

  1. msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとCPUを確認します。
  2. 「(CPUの名前)の(マザーボードの名前)でTPMを有効にする方法」で解説動画を見つけるか、お使いのマザーボードのメーカーのウェブサイトにアクセスして、そこにある指示に従います。

想定される問題:

🛠️ 問題その1:管理コンソールを読み込めない

  • Windows Defenderにアクセスしてデバイス セキュリティ > セキュリティ プロセッサの詳細をクリックし、TPMのステータスを確認します。何も表示されない場合は、TPMがオフのままになっている可能性があります。
  • それでもコンソール管理を読み込めない場合は、CPU/マザーボードのブランドのバグです。次の手順をお試しください。
    • msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとボードの正確な名称を確認します。
    • お使いのマザーボードの最新のBIOSアップデートを検索します。
    • お使いのマザーボードのメーカーのウェブサイトにアクセスし、そこにある指示に従ってBIOSを更新します。

2️⃣ UEFIに切り替える

セキュアブートの状態とBIOSモードの確認方法

  1. Windowsキー + Rを押します。
  2. msinfo32と入力し、Enterを押します。
  3. セキュアブートの状態とBIOSモードを確認します。
    BIOS モード:UEFIセキュア ブートの状態:有効と表示されていれば、問題ありません。
    📷 スクリーンショット
    mceclip5.png

BIOS モード:レガシと表示される場合は、OSドライブがMBRGPTかを確認します。MBRの場合、GPTに変換する必要があるかもしれません。

BIOSモードがレガシの場合に、OSドライブのパーティションのスタイルがMBRかGPTかを確認する方法

  1. Windowsの検索バーでディスクの管理を検索し、Enterを押します。
  2. 下にあるグリッドでディスクを右クリックし、プロパティをクリックします。
    📷 スクリーンショット
    mceclip7.png
  3. プロパティウィンドウでボリュームタブをクリックし、パーティションのスタイルの行を確認します。GPT(GUIDパーティションテーブル)の場合、UEFIに切り替えることができます。MBR(マスターブートレコード)の場合、GPTに安全に変換する手順に従う必要があります。

参考リソース

ディスク/ドライブがMBRかGPTかを確認する方法

データを失うことなくMBRをGPTに変換するには | Windows 11/10

注意:本ガイドの内容は、ライアットゲームズが管理・所有するものではないため、ご自身の責任でご利用ください。

重要:BIOSモードがレガシに設定されている場合は

BIOSの設定を変更する前に、OSドライブがMBRかGPTかを確認してください。そうしないと、セキュアブートを有効にする、あるいはUEFIモードに切り替えた際に、システムを起動できなくなる可能性があります。OSドライブがGPTであれば、セキュアブート/UEFIモードを有効にすることができます。必ず注意して、設定が正しく行われていることをご確認ください。

UEFIに切り替える方法

  1. msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとCPUを確認します。
  2. 「(CPUのブランド)の(マザーボードのブランド)でUEFIに切り替える方法」で解説動画を見つけるか、お使いのマザーボードのメーカーのウェブサイトにアクセスして、そこにある指示に従います。

3️⃣ セキュアブートを有効にする

セキュアブートを有効にする方法

  1. msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとCPUを確認します。
  2. 「(CPUのブランド)の(マザーボードのブランド)でセキュアブートを有効にする方法」で解説動画を見つけるか、お使いのマザーボードのメーカーのウェブサイトにアクセスして、そこにある手順に従います。

想定される問題:

🛠️ 問題その1:セキュアブートを有効にできない。BIOSをアップデートする必要があるかもしれません。

  1. msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとボードの正確な名称を確認します。
  2. お使いのマザーボードのウェブサイトにアクセスして、正確なモデルを見つけます。
  3. メーカーの指示に従います

4️⃣ IOMMUを有効にする

IOMMUを有効にする方法

  1. msinfo32でお使いのマザーボードのブランドとCPUを確認します。
  2. 「(CPUのブランド)の(マザーボードのブランド)でIOMMUを有効にする方法」で解説動画を見つけるか、お使いのマザーボードのメーカーのウェブサイトにアクセスして、そこにある手順に従います。

    以下に一般的なものをいくつか紹介します。

ASUSのマザーボード


AMDプラットフォーム
  1. BIOS/UEFIに入ります 
  2. AdvancedAMD_CBSと進みます。
    • IOMMUをDisabled/AUTOからENABLEに設定します。
      📷 スクリーンショット
      mceclip0.png
  3. IOMMUを有効にした後も可能な場合は、
    Advanced\AMD_CBS  → NBIO Common optionsと進みます。
    • DMA ProtectionをDisabled/AUTOからENABLEに設定します。
    • DMAr SupportをDisabled/AUTOからENABLEに設定します。

Intelプラットフォーム
  1. BIOS/UEFIに入ります
  2. Advanced  → System Agent SA Configurationと進みます。
  3. Control IOMMU Pre-boot behaviorEnable IOMMU during bootに設定します。
    • Enable IOMMU during bootのオプションがない場合は、Enable IOMMUを選択します。
    📷 スクリーンショット
    mceclip1.png


MSIのマザーボード


AMDプラットフォーム
  1. BIOS/UEFIに入ります
  2. Overclocking  → Advanced CPU Configuration  → AMD CBSと進みます
  3. AMD CBS - NBIO Common Optionsで、IOMMUをDisabled/AUTOからENABLEDに設定します。
  4. 可能な場合は、次の設定も行います。
    • DMA ProtectionをDisabled/AUTOからENABLEに設定します。
    • DMAr SupportをDisabled/AUTOからENABLEに設定します。
    📷 スクリーンショット
    mceclip2.png

Intelプラットフォーム
  1. BIOS/UEFIに入ります
  2. Overclocking CPU Featuresと進みます。
  3. Control IOMMU Pre-boot BehaviorEnable IOMMU during bootに設定します
    • Enable IOMMU during bootのオプションがない場合は、Enable IOMMUを選択します。
    📷 スクリーンショット
    mceclip3.png

5️⃣ HVCI/VBSのメモリ整合性(コア分離)を有効にする

HVCIを有効にする方法

  1. Windowsのスタートメニューから⚙️設定をクリックします。
  2. 更新とセキュリティ > Windows セキュリティ > デバイス セキュリティを開きます。
  3. コア分離で、メモリ整合性を確認します。
  4. スイッチをオンに切り替えます。
  5. 指示があったらシステムを再起動します。

想定される問題:

🛠️ 問題その1:「ページを使用できません」と表示される

BIOSの仮想化が無効になっています。有効にする必要があります。mceclip4.png

🛠️ 問題その2:互換性のないドライバー/競合するドライバー

ドライバーの問題が発生した場合は、メーカーに問い合わせて問題のあるドライバーをアンインストール/無効化するか、クリーン再インストールしてください。

🛠️ 問題その3:オプションを有効化すると画面が青くなるか、またはオプションが自動無効化される

  1. Windowsを更新する
    • 最新のWindows Updateでシステムが最新の状態になっていることを確認します。
  2. SFCとDISMを実行する
    • Windowsキーを押してPowerShellと入力し、右クリックして管理者として実行を選択します。
      • 以下を貼り付けて実行します。
        sfc /scannow; DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth; DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth; DISM /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
  3. BIOSを更新する(必要な場合)
    • msinfo32でマザーボードの詳細を確認します。
    • メーカーのウェブサイトで最新のBIOSアップデートをダウンロードします。
    • メーカーの指示に従ってBIOSを更新します。


6️⃣ Windowsを更新する

https://playvalorant.com/ja-jp/specs/で要件を確認し、それに応じて更新します。

 

関連記事

Windows 11でVAN9001またはVAN 9003のエラー表示が出た場合のトラブルシューティング

この記事は役に立ちましたか?
Powered by Zendesk